林外相がインドなどの日本駐在大使らと洋上風力発電を視察

林外務大臣は日本に駐在するインドや南アフリカの大使らと秋田港の洋上風力発電を視察し、クリーンエネルギーを推進する取り組みを積極的に世界に発信する考えを示しました。

林外務大臣は17日、「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国との連携の一環として、日本に駐在するインドや南アフリカなど9か国の大使とともに秋田港を訪れ、洋上風力発電を視察しました。

洋上風力発電は、秋田港と能代港でことしまでに国内で初めて洋上風力発電の大規模な商業運転が始まっています。

林外務大臣らは、洋上風力発電の関係者から今後はコストの軽減が見込まれ大量に導入することができることなどから、脱炭素化に向けた切り札となることなどの説明を受けていました。

その後、林外務大臣は場所を移動し、地元の大学生や観光事業者など6人と意見を交わしました。

この中で、日本酒の開発に取り組む秋田大学4年の加藤美結さんは「自治体や企業と協力し、米作りから販売まで行い、高い評価をもらっている。インバウンドの需要も回復しているのでSNSを活用して国内外にアピールしていきたい」と活動を紹介していました。

林外務大臣は記者団に対し視察した洋上風力発電について、「とても興味深く、各国の大使も関心を持って説明を聞いていた。クリーンエネルギーを推進する秋田県の取り組みを積極的に世界に発信していきたい」と述べました。