秋田県産さくらんぼの初競り 秋田 卸売り市場

収穫が始まった秋田県産のさくらんぼの初競りが16日朝、秋田市の卸売市場で行われました。

収穫が始まった湯沢市三関地区の「佐藤錦」の出荷が始まり、秋田市公設地方卸売市場では午前6時前から初競りが行われました。

競り人の大きなかけ声に合わせて買い手たちは手を挙げ、真っ赤に色づいた「佐藤錦」などを次々に競り落としていきました。

卸売市場によりますと、16日は245キロのさくらんぼが競りにかけられ、最も高い「佐藤錦」は500グラム当たり8000円で、価格は平年並みだったということです。

県内のさくらんぼは、おととしは雪、去年は霜の影響で不作が続きましたが、ことしの生育は順調だということで、16日から県内のスーパーなどで販売されるということです。

競り人を務めた嵯峨匡さんは「ことしは久しぶりに順調なので、これから本格化すれば買い求めやすくなる価格になると思うので、多くの人に旬の味を楽しんでもらいたい」と話していました。