園児が伝統的な発酵食品「みそ」造りを体験 秋田市

日本の伝統的な発酵食品「みそ」について理解を深めてもらおうと、秋田市の認定こども園で子どもたちがみそ造りを体験しました。

これは、県味噌醤油工業協同組合が秋田市の認定こども園「山王幼稚園・保育園」で行い、年長の園児およそ70人がみそ造りを体験しました。

まず、子どもたちは、みその材料になるこうじと塩を混ぜ合わせたあと、蒸してつぶした大豆を加えて力強くこねていきました。

混ぜ終わると、子どもたちは、こうじの独特の香りが部屋に漂うなか、握りこぶしほどの大きさの玉の形に整えていきます。

そして、空気を抜くために出来上がった玉をたるの中に勢いよく投げ入れて、合わせておよそ30キロのみそを仕込みました。

みそ造りを体験した子どもたちは「ふわふわした感触でよいにおいがしました。みそ汁にして食べたい」とか、「みその玉を投げるのが楽しかった。おいしくなるよう願いながら造りました」と話していました。

12日に仕込んだみそはおよそ5か月間、秋田市内の醸造会社の蔵で熟成させたあと、園の給食で子どもたちに振る舞われるほか、家庭用に持ち帰ってもらうということです。