新県立体育館の駐車場 検討委員会“500台程度が適正”

老朽化のため、新たに整備される県立体育館の基本計画を検討する委員会が秋田市で開かれ、体育館の駐車場は、周辺に交通渋滞を発生させないためには500台程度が適正との方針を確認しました。

4回目となる7日は、新たに整備される県立体育館の駐車場の規模について意見が交わされ、県の担当者が、先月、2回にわたって行った交通量調査の分析結果を示しました。

それによりますと、プロバスケットボールの試合を想定すると、体育館やその周辺の駐車場を利用する車が、あわせておよそ1700台以内であれば、渋滞の発生を抑えられると試算しています。

体育館周辺の駐車場は、最大でおよそ1200台分あるということで、県は、新たな体育館の駐車場は500台程度が適正との方針を示しました。

これに対して委員からは「駐車場への入りやすさを考慮する必要がある」などの意見が出ましたが反対意見はなく、委員会は、今後、バスなどの公共交通機関も活用したまちのにぎわいづくりについて議論を重ねていくことにしています。

会合のあと、委員長を務める国際教養大学の熊谷嘉隆副学長は「ここまでの議論の内容を、6月の県議会に中間報告として提出するが、この内容に至った背景をしっかり説明していきたい」と話していました。