昨年度の障害者雇用 延べ954人で2年ぶりに増加
昨年度、県内のハローワークを通じて就職した障害者は延べ954人で2年ぶりに増加し、平成10年度以降、2番目に多くなりました。
秋田労働局は、新型コロナによる行動制限の緩和で、就職活動が活発化したことなどが要因ではないかとしています。
秋田労働局によりますと、昨年度、県内のハローワークを通じて就職した障害者は延べ954人で、前の年度から121人、率にして14.5%増え、2年ぶりの増加となりました。
また、記録が確認できる平成10年度以降、令和2年度に次いで、2番目に多くなりました。
秋田労働局は、新型コロナによる行動制限の緩和などで就職活動が活発化したことや企業側の採用も積極的に行われたことが要因ではないかとしています。
就職先を産業別にみますと、「医療・福祉」が最も多く290人、「製造業」が141人、「卸・小売業」が109人などとなっています。
秋田労働局は「今後、障害者の法定雇用率が段階的に引き上げられることから、雇用が増える傾向が続くとみられる。関係機関と連携し、障害者が働ける場をさらに作っていきたい」と話しています。