高校を卒業する生徒の求人 県内でも受け付けが始まる

来年春に高校を卒業する生徒を対象にした求人の受け付けが1日から全国で始まり、県内のハローワークにも企業の採用担当者が求人票の提出に訪れました。

このうち、秋田市の「秋田新卒応援ハローワーク」には午前中から企業の採用担当者が訪れて求人票を提出し、ハローワークの担当者が内容を確認していました。

秋田労働局によりますと、高校生にとっては売り手市場が続いていて、ことし3月に高校を卒業した人への求人倍率は3.82倍で、この35年間で最も高くなっています。

また、この春、卒業して就職した高校生のうち県内で就職したのは77.1%で、新型コロナなどの影響で県内での就職を希望する人が多くなっているということです。

ハローワークは人材が県外に流出しないよう、企業に対して7月1日に行われる求人の公開までに求人票を提出するよう求めています。

求人票を提出した企業の採用担当者は「少子化もあり、求人は厳しい状況だが、初任給の引き上げなど待遇も改善しているのでぜひ熱意のある若者に応募してほしい」と話していました。

学校からの推薦や採用の選考は9月に始まる予定です。