空想上の生物と人間の関わりを描く 秋田市でイラスト展示会

竜やキメラなどの空想上の生物と人間の関わりを描いたユニークなイラストの展示会が秋田市で開かれています。

この展示会は、秋田公立美術大学が卒業生の作品を広く知ってもらおうと秋田市で開いているもので、今回は卒業生で、空想上の生物を描く作家、工藤夏鈴さんの作品10点が紹介されています。

このうち「秘密基地」という作品では、猫の体に鳥の翼や爪を持つ空想上の生物「キメラ」が、1人の少女と廃墟で遊んでいる姿が描かれ、幼少期に猫と遊んだ工藤さんの思い出が元になっていることから、空想でありながらもリアリティが感じられる作品となっています。

また「竜の卵屋」という作品では、竜の卵を販売する人たちと家畜や家族として育てられる竜が描かれ、人々が現実の動物と触れあっているかのような様子を見ることができます。

展示を見た20代の女性は「作品はきれいで幻想的でした。動物が好きなので、こんな動物がいたら会ってみたいと思いました」と話していました。

展示会は、24日まで秋田駅前の秋田公立美術大学サテライトセンターで開かれています。