秋田市の小学校で給食に金属片混入 児童にけがはなし
秋田市の小学校で19日出された給食に、直径およそ8ミリの金属製の部品が混入しているのが見つかりました。
部品を口にした児童にけがはなく、市の教育委員会が混入した経路などを調べています。
秋田市教育委員会によりますと、19日午後0時40分ごろ、秋田市の八橋小学校で、給食のおかずを食べていた5年生の男子児童が違和感を感じたため、吐き出したところ、直径およそ8ミリの金属製の部品が見つかりました。
混入していたのは、ネジやボルトが緩むのを防ぐために使われるワッシャーと呼ばれる部品で、男子児童は吐き出して飲み込んでおらず、けがはないということです。
学校ではすぐに全校児童の給食を調べましたが、ほとんどの児童が食べ終えていたことから、給食に何らかの異常がなかったかや、体調に変化があった児童がいないかを確認したところ、いずれも該当するケースはなく、教育委員会ではほかに異物の混入はなかったとしています。
教育委員会によりますと、八橋小学校の給食は校内の調理室で作られたということで、教育委員会の担当者らが調理室を調べたところ、ワッシャーを使った器具はなかったほか、金属部品が欠けている器具もなかったということです。
このため、教育委員会では、ワッシャーが入った原因を調べるとともに、食材を納入する業者に対しても混入経路を調べるよう指示したということです。