喫煙禁止の公共施設で喫煙繰り返す 大仙市が167人処分 

大仙市は喫煙が禁止されている市の公共施設で職員が喫煙を繰り返していたなどとして、167人を処分するとともに老松市長は責任をとって減給とすることを決めました。

これは大仙市の老松市長が15日午後、記者会見して明らかにしました。

それによりますと、大仙市では、令和元年7月に受動喫煙防止対策として市の公共施設での喫煙を禁止しましたが、市が調査したところ、職員125人が違反して喫煙していたことがわかったということです。

喫煙していたのは、市の本庁舎など9つ全ての庁舎や給食センター、公民館などで、駐車場で喫煙していたのが最も多く80人にのぼったほか、公用車の中や車庫の中で吸っていたケースもあったということです。

大仙市は、市民の信頼を失墜させたとして喫煙していた部長級の職員4人を戒告の懲戒処分にするなど、あわせて167人を16日付けで処分することを明らかにしました。

また、管理監督責任をとって、市長を月給10分の2、1か月、副市長や教育長などの特別職を月給10分の1、1か月の減給とすることととし、給料減額の条例案を17日市議会に提案することにしています。

老松市長は陳謝した上で、「これだけ多くの職員がコンプライアンスを守っておらず、ショックだ。私自身もそれに気づけず、未然に防ぐことができなかった責任を感じている」と述べました。