人手不足が続く福祉分野の人材を確保へ 秋田市で就職フェア

慢性的な人手不足が続く介護や保育など福祉分野の仕事を理解してもらうことで人材の確保につなげようと、秋田市で就職フェアが開かれました。

この催しは秋田県社会福祉協議会などが開いたもので、秋田市の会場には、特別養護老人ホームや障害者支援施設などを運営する30の事業所がブースを設けました。

催しには求職中の人や福祉の仕事に興味がある人が訪れ、それぞれのブースで事業所の担当者と個別に面談を行いました。

面談では、参加者が希望する仕事や持っている資格などについて伝えたうえで、担当者からは施設での仕事の内容や待遇などの説明を受けていました。

27歳の参加者は「実際の仕事内容などを聞くことで、福祉の仕事に対する思いが強くなりました。いろいろと情報を集めて就職場所を決めたいです」と話していました。

知的障害者への支援を行う事業所の担当者は「人が少ない状況なので、この仕事のすばらしさを伝えて多くの人に来てもらえるようにしていきたい」と話していました。

主催した秋田県社会福祉協議会の舘岡和さんは「直接、担当者と話すことで、人が人を支える魅力ある仕事だと多くの人に知ってもらい、人材の確保につなげてほしい」と話していました。