秋田県内 インフルエンザ患者が増加 感染対策の徹底呼びかけ

新型コロナウイルスの新規感染者が減少する一方、インフルエンザの患者が増加しています。
県内で今月19日までの1週間にインフルエンザと診断された人は前の週のおよそ1.3倍で、県は感染対策の徹底を呼びかけています。

県によりますと、今月19日までの1週間に県内51か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は578人で、1医療機関当たり11.33人と前の週のおよそ1.3倍になりました。

このうち、インフルエンザ注意報が出されている大仙保健所管内は、1医療機関当たりの患者数28.57人となり、大きな流行の発生が疑われる「警報レベル」の30人に近づいています。

一方、先週、注意報が出された秋田中央保健所管内は9.8人と10人を下回り、注意報が解除されました。

また、秋田市や大館市、大仙市の認定こども園や幼稚園、それに保育園の合わせて10か所でインフルエンザの集団発生が報告されています。

県は手洗いや換気、マスクの着用など基本的な感染対策を徹底するとともに、重症化のリスクが高い高齢者や基礎疾患のある人は、症状が出た場合、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。