秋田県 介護・建設の職業訓練で生活支援 月7万円支給へ
秋田県は、介護や建設の分野で職業訓練を受ける人の生活を支援しようと、一定の条件を満たす場合、1か月あたり7万円を支給することを決めました。
仕事を探す人の正規雇用につなげるとともに、この分野での人手不足の解消も図りたいとしています。
県によりますと、高齢化や少子化の影響などにより、県内では介護や建設の分野で人手が不足する傾向が強まっています。
この一方で、職を失って仕事を探している人などは、経済的な不安から新たな技能を身につける職業訓練を受けることが難しいと指摘されています。
このため県は、介護や建設の分野で活躍する人材を増やそうと、これらの職業訓練を受ける人たちの生活を支援することを決めました。
県によりますと、雇用保険の受給資格がない場合、訓練を受けている期間中、1か月あたり7万円を支給するということで、対象は年間150人と見込んでいます。
県雇用労働政策課の担当者は、「職業訓練を受けてスキルアップすることで、正規雇用を目指しやすくなる。訓練中の暮らしの不安を軽減するとともに、人手不足の解消にもつなげていきたい」と話しています。