障害児を放課後に預かる施設で虐待か 秋田市が改善を指導

教育や保育の現場で子どもたちが虐待を受ける問題が相次いで明らかになる中、秋田市にある障害がある子どもを放課後などに預かる施設で、職員が利用者の子どもに対し大声でどなるなどの虐待行為を行っていたとして秋田市がこの施設に対し改善を指導していたことが分かりました。

秋田市によりますと、市内にある障害がある子どもを放課後などに預かる施設「アイル」で、虐待が行われている疑いがあるとおととしの5月と6月の3回にわたり市に通報がありました。

これを受けて市が調査を進めた結果、子どもに対し大声で注意したりどなったりする虐待行為が確認されたということです。

また市は、子どもの顔を毛布で覆った状態にして寝かせたり、子どもを座った状態を保ついすに座らせ動きを制限したりする、虐待と疑われる行為もあったとしています。

このため秋田市は、去年8月、障害者虐待防止法に基づき施設に対し虐待防止のための研修を行うなど文書で改善を指導しました。

秋田市障がい福祉課は「同じことが繰り返されないよう引き続き注視し、対応を取っていきたい」としています。

また、この施設の代表者は「改善に向けた取り組みは行っている」としています。