「横手のかまくら」始まる 3年ぶりに観光客迎えて

秋田県横手市の小正月の行事、「横手のかまくら」が始まり、市内各地で、巨大なかまくらが観光客を出迎えています。

「横手のかまくら」は、水の神様をまつり、五穀豊じょうなどを願って行われる小正月の伝統行事で、ことしは3年ぶりに観光客を迎えて、15日から始まりました。

市内にはおよそ40基の巨大なかまくらが作られ、このうち、雄物川地区の古民家の前には直径4メートルほどの4基のかまくらの中に観光客が入って祭壇に手を合わせたり、写真を撮ったりしていました。

観光客は「初めて見たが、思っていたより大きくて驚いた。昔ながらの雰囲気があってよかった」とか「雪が真っ白なのに驚いた。静かで叙情的で、すてきです」などと話していました。

横手市内では15日夜はかまくらに明かりがともされ、幻想的な雰囲気が楽しめるほか、横手川の河原にもおよそ3500個の小さなかまくらが作られていて、オレンジ色の明かりが雪国の夜を彩ります。

「横手のかまくら」は16日まで行われます。