企業の障害者雇用率 平均で2.29%と2年ぶりに増加
去年6月時点の県内の民間企業の障害者の雇用率は平均で2.29%と2年ぶりに増加して過去最高となり、法定雇用率を達成した企業の割合も6割を超えました。
秋田労働局は県内の民間企業810社について、障害者の雇用状況を去年6月1日現在でまとめました。
それによりますと、雇用している人に占める障害者の割合は、平均で2.29%となり、新型コロナウイルスの影響で雇用率が落ち込んだ前の年と比べると、0.08ポイント上がって過去最高となりました。
また、障害者の雇用を促すため国が2.3%と定めている法定雇用率を達成した企業の割合は前の年と比べて2.3ポイント増えて62%となり、2年ぶりに6割を超えました。
秋田労働局は「新型コロナの影響で一時は雇用率が落ち込んだが、経済情勢が持ち直しつつあることや、企業の障害者雇用への理解が進んできたことなどから今後増加傾向になると見込んでいる」としています。