訪問診療・介護の車 大雪の際 コンビニ駐車場利用可能に

秋田県は、訪問診療などを行う事業者が大雪の影響で車を訪問先の近くに止めることが難しい場合、大手コンビニエンスストア「セブンーイレブン」の駐車場を利用できる取り組みを15日から始めることになりました。

これは14日、県が発表しました。

それによりますと、訪問診療や訪問介護などの事業者が大雪で道路の除排雪が追いつかないなどの理由で車を訪問先の近くに止めることが難しい場合、「セブンーイレブン」の駐車場を利用することができます。

対象となるのは県内の103の店舗で、事前に県の専用ページから駐車を希望する店舗などを届け出たうえで、車を止める際は、ダッシュボードなどに利用証を掲示します。

この取り組みは15日から始め、県によりますと、こうした取り組みを行うのは福井県に次いで全国2例目になるということです。

「セブンーイレブン・ジャパン」秋田南地区ディストリクトマネジャーの殿前浩二さんは「県と協力しながらお客のためになる地域課題の解決につなげていきたい」と話していました。

また、秋田県医務薬事課の小田嶋研斗主任は「避けては通れない大雪の問題にうまくつきあっていくために、点在するコンビニの駐車場を利用できれば効率的な診療や介護ができると考えた。この取り組みを通じて地域の支え合いが広がってほしい」と話していました。