新型コロナ3人死亡 新たに2102人感染 1日では最多に

秋田県と秋田市は、6日新たに2102人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、3人が死亡したと発表しました。
感染者の1日の発表としてはこれまでで最も多く、初めて2000人を超えました。

新たに感染が確認されたのは、2102人です。
1日の発表としてはこれまでで最も多かった先月29日の1951人を上回り、過去最多となりました。

年代別にみますと10歳未満が317人、10代が255人、20代が164人、30代が279人、40代が309人、50代が204人、60代が219人、70代が139人、80代が139人、90歳以上が77人です。

これで秋田県内の感染者はのべ15万1242人となりました。

保健所別の感染者数は、65歳以上や入院が必要な人など重症化リスクが高い人のみ集計されています。

届け出があったのは、大仙保健所管内が90人、秋田市が84人、由利本荘保健所管内が65人、湯沢保健所管内49人、能代保健所管内が46人、大館保健所管内が43人、横手保健所管内が41人、北秋田保健所管内が31人、秋田中央保健所管内が29人です。

新たなクラスターは、秋田市の高齢者施設と障害者施設、それに病院、大館保健所管内の高齢者施設と医療機関、北秋田保健所管内の社会福祉施設、能代保健所管内の2つの社会福祉施設と教育・保育施設、それに高齢者施設、秋田中央保健所管内の2つの教育・保育施設と高齢者施設、由利本荘保健所管内の2つの高齢者施設、大仙保健所管内の高齢者施設、横手保健所管内の教育・保育施設と高齢者施設、湯沢保健所管内の教育・保育施設と社会福祉施設のあわせて20か所で確認されました。

また、県は新たに3人が新型コロナウイルスに感染して亡くなったと発表し、これで県内で感染が確認されて死亡した人は337人となりました。

新型コロナの県内の新たな感染者が、初めて2000人を超えて過去最多となったことについて、秋田県医師会の小泉ひろみ会長は、「年齢に関係なく感染が広がっていて、病院や高齢者施設、学校など人が集まる場所では第8波でこれまで以上にクラスターが多発している。今後新たな感染者が2000人を超える日が相次ぐ可能性が高い」と今後の感染拡大に危機感を示しました。
        
そのうえで、小泉会長は「体調を崩しやすいこの時期は特に自身の体の変化に敏感になり、少しでも異変を感じた場合は、人混みや会食を避け、市販されている検査キットなどを使って検査するなどして、感染を広げないよう注意してほしい」と呼びかけています。