「世界洋上風力サミット」秋田市で始まる 国内外の企業参加

県内で導入が進む洋上風力発電について国内外の企業などが集まって取り組みを共有する「世界洋上風力サミット」が9日から秋田市で始まりました。

「世界洋上風力サミット」は、風力発電に携わる国内外の企業や団体などが普及に向けて各国の取り組みや課題などを共有するもので、全国に先駆けて洋上風力発電の導入を進めている秋田県が開催地となりました。

会では秋田県の佐竹知事が、「世界がカーボンニューラルとエネルギー供給の安定化という大きな課題に直面するなか、秋田県は洋上風力発電の拡大への取り組みを強化している。地域との共存共栄を象徴する取り組みが世界に発信されることを期待する」とあいさつしました。

風力発電の国際業界団体、「世界風力会議」のアラスター・ダットン上級顧問は「洋上風力発電の先進地であるヨーロッパをはじめ、世界各国で洋上風車の導入目標の引き上げの動きが出ている」と現状を紹介した上で、「日本ではいまのところ、洋上風力発電の設置は12海里までの領海に限られているが、さらなる風車の建設のためには200海里までの排他的経済水域まで設置範囲を拡大する必要がある」と講演しました。

10日まで開かれるサミットは、オンラインも含めて国内外から700人あまりが参加する見込みで、会場に隣接する秋田市文化創造館では市民を対象に無料の展示ブースなども設けられています。