父親殺害の罪 長男に執行猶予と保護観察付いた懲役3年の判決

去年8月、秋田市の自宅で父親を包丁で刺すなどして殺害したとして殺人の罪に問われた45歳の長男に対して、秋田地方裁判所は、執行猶予とその間の保護観察が付いた懲役3年の有罪判決を言い渡しました。

秋田市の無職、白瀬幸一被告(45)は去年8月、秋田市の自宅で同居する父親の亀治さん(当時79)の腹を包丁で複数回刺すなどして殺害したとして、殺人の罪に問われていました。

これまでの裁判で、白瀬被告は起訴された内容を認め、検察が懲役5年を求刑したのに対し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

28日の判決で、秋田地方裁判所の柴田雅司裁判長は「父親を確実に殺害しようと包丁で腹や首を刺すなど危険性や悪質性が高く、相当の非難に値するものの、事件当時、父親の介護で体力的・精神的に負担が急激に重くなって心神耗弱の状態になり、無理心中を決意して犯行に至っており、強く非難することはできない」と指摘しました。

そのうえで「今後は弟の近くに住み、日頃から相談するなどして支援を受けて生活するなどの更生に向けた一定の環境も整っている」などとして、定期的に生活の指導などを受ける「保護観察」の付いた懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。