“木材資源の有効活用を”県内の3公立大が研究などで連携へ
県内に豊富にある木材資源を有効活用する人材や産業を育成しようと、県内の3つの公立大学は、連携して研究などを行うプロジェクトを立ち上げることになりました。
これは、秋田県立大学と国際教養大学、それに秋田公立美術大学の県内の3つの公立大学が26日記者会見して発表しました。
それによりますと、3つの大学は、技術や教養、デザインといったそれぞれの大学の強みを生かして、県内に豊富にある木材資源を有効活用する次世代の人材や産業を育成するプロジェクトを連携して進めるということです。
具体的には、来年度、3つの大学に通う学生であれば自由に受講できる科目を開設するほか、火への耐久性が高い木材の開発などに取り組むということです。
また、能代市と大館市に学生が自由に活用できるサテライト拠点を設けることを検討していて、学生の起業などを促していきたいとしています。
プロジェクトリーダーを務める秋田県立大学木材高度加工研究所の高田克彦所長は「3つの大学が手を取り合って具体的なカリキュラムを設計し取り組むことが大きなポイントだ。地域のあり方を変える人材を育成していきたい」と述べました。