介護現場の負担軽減 最新の介護ロボット展示会 秋田市
高齢者が急速に増加し、介護現場の人手不足が課題となる中、働く人の負担を軽減するために開発された介護ロボットの展示会が、秋田市で開かれました。
この展示会は、介護の現場で働く人たちの負担を軽減するために開発された「介護ロボット」の導入を促そうと、県が開いたものです。
会場には、県内外の13社から26の介護ロボットが展示され、介護施設で働く人たちや高齢者などが訪れ、実際に利用して使い心地を確認していました。
このうち、「マッスルスーツ」と呼ばれるものは、装着したゴムチューブが空気圧で筋肉のように収縮し、およそ25キロの負担を軽減することができる介護ロボットです。
また、入浴を介助する機械は、介助を受ける人が座ったまま体を洗ったり入浴したりすることができるもので、スイッチとレバーだけの簡単な操作で動かすことができます。
40代の介護士は「最新のロボットを知ることで、どれくらい負担が減るのかを確かめてから、今、働いている施設でも導入していきたい」と話していました。
県長寿社会課の伊藤幸喜課長は「高齢者が増え、人手も不足しているので、介護の現場でもロボットを活用することで課題解決につなげていきたい」と話していました。