秋田沖の洋上風力発電で地域活性化 大学生が振興策を提案

秋田県沖で導入が進められている洋上風力発電を地域の活性化につなげようと、大学生たちが洋上風力発電を生かした漁業や観光などの振興策を提案するワークショップが開かれました。

このワークショップは、エネルギーを専門とする研究者などでつくる団体が県や発電会社と協力して開き、県内を中心に全国各地の大学から学生37人が参加しました。

学生たちは、今月5日から4日間、県内の風力発電施設の視察や自治体や企業から聞き取りを行って、漁業や観光など5つのテーマで振興策をまとめ、9日秋田市で風力発電の関係者に発表しました。

このうち、漁業の振興策を発表したグループは、風車を海底に固定するくいのまわりに多くの魚が集まる可能性があることから、とれた魚をブランド化して販売し、漁業者の収入アップにつなげるアイデアを出しました。

また観光の活性化策を発表したグループは、大学生をターゲットに洋上風力発電設備の近くで釣りやキャンプができる旅行プランを企画し、SNSを活用して若者を呼び込むと訴えました。

参加した大学2年生は「漁業者に話を聞く中でいろいろな意見を取り入れることの難しさを感じました。今回得た知識や経験を自分の専門分野に生かしていきたい」と話していました。

風力発電会社の佐藤裕之社長は「私たちが気がつかないアイデアもあり、おもしろい内容だった。時間をかけて事業を練っていけば実現までたどり着ける可能性もあるのではないか」と話していました。