秋田洋上風力発電の建設 能代港に風車1基完成

国内では初となる商業運転の大型洋上風力発電の建設が、秋田県能代市の能代港で始まり、海面からおよそ150メートルの風車1基が完成しました。
24時間態勢で作業し、1日1基のペースで風車を完成させていくということです。

大手商社などでつくる「秋田洋上風力発電」は、秋田県内の秋田港と能代港であわせて33基の風車の建設を進めていて、このうち能代市の能代港では、2日から風車の組み立て工事が始まりました。

工事はデンマークの風車メーカーが行い、港から2キロほどの海底に打ち込んだくいに柱を設置してから、巨大なクレーンを使って発電機が入る「ナセル」と呼ばれる部分や、「ブレード」と呼ばれる風車の羽根を取り付けました。

風車は「ブレード」の先端までの高さが海面からおよそ150メートルで、県内の陸上の風力発電の風車と比べても最大規模の大きさだということで、今後は24時間態勢で作業し、1日1基のペースで風車を完成させていくということです。

「秋田洋上風力発電」の岡垣啓司社長は、「地元の住民と関係者の理解と協力のおかげで、工事の最終段階を迎えることができたことに感謝したい。年内に商業運転を始めて、秋田が日本の洋上風力発電のフロントランナーだということを示せるように安全第一で工事を進めていきたい」と話していました。

ことし12月には商業運転の開始を目指しているということで、大型洋上風力発電の稼働は全国で初めてとなります。