“SNS型投資詐欺”で約1億円被害 兵庫 西宮

兵庫県の60代の女性がSNSで知り合った有名投資家を名乗る人物などから投資を持ちかけられ、あわせておよそ1億円を指定された口座に振り込んでだまし取られました。
SNSによる投資の勧誘をきっかけにした詐欺の被害は各地で相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、ことし3月、兵庫県西宮市に住む62歳の女性がSNS上で投資に関する広告にアクセスしたところ、有名投資家をかたるLINEのアカウントに誘導されました。
そして、この投資家を名乗る人物などから「一部の人だけが購入できる投資ファンドの商品がある」などと投資を持ちかけられたということです。
興味を持った女性は、6月までに20回にわたってあわせておよそ1億円を指定された口座に振り込んでだまし取られました。
紹介されたサイト上では6000万円ほどの利益が出ているように表示されていましたが、女性が現金を引き出そうとした際、先に税金を納めるよう要求されたことなどから被害に気付いたということです。
警察は詐欺事件として捜査しています。
また、警察によりますと、兵庫県では尼崎市に住む51歳の会社役員の男性もSNSで知り合った人物から投資を持ちかけられ、ことし1月までのおよそ1か月半の間にあわせて4000万円余りをだまし取られたことが分かったということです。
SNSによる投資の勧誘をきっかけにした詐欺の被害は各地で相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。