近畿 8日も午前中から猛烈な暑さ 熱中症の警戒継続を

近畿地方は、8日も広い範囲で気温が上がり、すでに猛暑日となっているところがあります。
午後も気温はさらに上がり各地で猛烈な暑さが予想されていて、エアコンを使ってこまめに水分を補給するなど熱中症対策を続けてください。

近畿地方は、8日も高気圧に覆われて午前中から各地で気温が上がっています。
午前11時半までの最高気温は、▽和歌山県新宮市で36.5度、▽奈良県十津川村風屋で35.3度、▽京都府舞鶴市で35.2度などとすでに猛暑日となっているところがあるほか、▽京都市と兵庫県淡路市で34.9度などと各地で厳しい暑さとなっています。
午後も気温はさらに上がる見込みで、日中の最高気温は▽京都市や大津市で36度、▽大阪市や奈良市、和歌山市で35度、▽神戸市で34度などと予想されています。
気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、兵庫県と和歌山県、それに滋賀県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
熱中症への警戒を続け、室内でも適切にエアコンを使って、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給してください。
また、お年寄りや子どもは熱中症にかかりやすいため、家族など周りの人たちは注意を促すようにしてください。

【和歌山県警 屋外勤務の警察官に冷却グッズの着用認める】
和歌山県は6日連続で「熱中症警戒アラート」が出されるなど、厳しい暑さが続いています。
熱中症に気をつけながら働いてもらおうと、和歌山県警察本部は今月(7月)から、屋外で業務にあたる警察官に冷却グッズの着用を認める運用を始めました。
和歌山県は、和歌山地方気象台と環境省が今月8日まで6日連続で熱中症警戒アラートを発表するなど、厳しい暑さが続いています。
こうしたなか、和歌山県警察本部は熱中症対策として、4日から地域課や交通課など、屋外で業務にあたる警察官を対象に新たな暑さ対策を始めました。
これまで暑さ対策はそれぞれの判断に任せていましたが、首を冷やす冷感ネックリングを支給し、着用を認める運用を正式に始めたということです。
また、▼体を冷やすため、職務中に車両などで休憩や水分補給を行うことや▼警戒と合わせて、コンビニエンスストアで飲料水を購入することも状況に応じて行うよう呼びかけています。
和歌山東警察署 岡崎交番の大谷勇人 巡査は、「夏の屋外での活動は暑さとの戦いになるので、冷感グッズを身につけているだけでも、いつもより涼しく、動きやすく感じます」と話していました。
和歌山県警察本部警務課の長谷規央 次席は、「暑さが厳しさを増すなか、過酷な環境でも現場の対応にあたる警察官の命や健康を守るために、暑さ対策は欠かせないので、取り組みにご理解いただきたい」と話していました。