東海道新幹線 一時運転見合わせの影響 新大阪駅でも混雑

東海道新幹線が6日午後、停電の影響で、一時、運転を見合わせたことを受けて、新大阪駅の改札口付近でも運転再開を待つ人たちで混雑しました。

6日午後0時20分ごろ、東海道新幹線の掛川駅と静岡駅の間を走る上りの「のぞみ12号」で停電が発生し、▽上り線は新大阪駅と東京駅の間で▽下り線は東京駅と名古屋駅の間で運転を見合わせました。
その後、JRが車両の点検などを進めた結果、午後3時20分までに上下線ともに運転を再開しました。
新大阪駅の新幹線中央改札の付近では、観光客やビジネス客が運行状況を知らせる電光掲示板やホワイトボードなどで情報を確認したり、スマートフォンで飛行機などの予約をしたりしていました。
また、駅の構内では、暑さや疲れから、座り込んで運転再開を待つ人の姿もありました。
大阪での出張を終えて東京に向かう予定だった20代の男性は「駅には来てみましたが、案の定、新幹線が動いていなくてこれからどうしようという感じです。きょうは暑いので、乗る予定だった新幹線もなるべく早く動いてほしいです」と話していました。
また、大阪から私用で東京へ向かうという30代の女性は「もう2時間ぐらい待っています。新幹線がなかなか動かないので困っていますが、しかたないですね」と話していました。
東海道新幹線が午後3時20分までに上下線とも運転を再開しましたが、列車に遅れが出ています。
JR東海によりますと、遅れは終日、続く可能性があるということです。
新大阪駅では、運転が再開したあとも、週末とあって乗車を待つ人たちなどでやや混雑した状況が続いています。