プロ野球オールスターファン投票 阪神から才木投手ら3人選出

今月行われるプロ野球・オールスターゲームのファン投票の結果が発表され、セ・リーグの阪神からは先発投手の部門で、リーグトップの8勝を挙げている才木浩人投手が初めて選ばれるなど3人が選出されました。

ことしのオールスターゲームは、▽第1戦が今月23日に去年(2023年)オープンしたエスコンフィールド北海道で、▽第2戦が24日に神宮球場で行われます。
2日はファン投票の結果が発表されました。
セ・リーグの先発投手部門ではここまでリーグトップの8勝、リーグ2位の防御率1.20と抜群の安定感を見せている阪神の8年目、才木投手が45万票余りで初めて選ばれました。
また、▼中継ぎ投手部門で、ここまで31試合に登板しリーグ4位となる10セーブを挙げている岩崎優投手が51万票余りを集めてファン投票では3回目で、合わせて4回目、▼外野手部門では近本光司選手が89万票余りで5回目の選出です。
近本選手は過去5年間で4回盗塁王のタイトルを獲得し、今シーズンもここまでリーグトップの10個の盗塁を決めています。
一方、パ・リーグのオリックスからはファン投票での選出はありませんでした。
オールスターゲームの出場選手は▼4日、選手どうしによる投票、▼8日に監督推薦、▼17日に両リーグそれぞれ最後の1人をファン投票で選ぶ「プラスワン投票」の結果が発表され、メンバーが出そろいます。

【阪神3選手の談話】
5回目の選出となった近本光司選手は「ことしもたくさんの票をいただけてうれしく思うし、プレーで楽しませられるように頑張りたい。去年はけがで試合に出られなかったので楽しみたい」と意気込みを話しました。
対戦したいピッチャーについては「日本ハムの山崎福也投手で初球から打っていきたい。また、日本球界に復帰したDeNAの筒香嘉智選手と話ができたらと思う」と話していました。
8年目で初めて選出された才木浩人投手は「ファン投票で選んでいただいてすごくありがたい。オールスターゲームは楽しんでプレーできる場所。ファンの方に喜んでもらえるようなパフォーマンスができればいい」と抱負を話しました。
どのようなピッチングをしたいかについては「思い切り、まっすぐ勝負でいきたい。ソフトバンクの近藤健介選手に交流戦でホームランを打たれたのでやり返したい」と意気込んでいました。
ファン投票では3回目、合わせて4回目の選出となった岩崎優投手は「個人的にはすごくよいシーズンではないがそんな中でたくさん投票してもらえて感謝の気持ちだ」と心境を話しました。
そのうえで「交流戦でソフトバンクの近藤健介選手にすごく粘られたので、対戦したら1球で終わりたい。いい結果が出せるように頑張りたい」と意気込んでいました。