これまでの大雨で危険性高まる 近畿中部 土砂災害に警戒を

近畿地方はこれまでの雨の影響で地盤が緩み、各地で土砂崩れによる被害も発生しています。
雨は次第に弱まるものの、気象台は、2日夜はじめごろにかけて土砂災害に引き続き警戒してほしいと呼びかけています。

大阪管区気象台によりますと、近畿地方は梅雨前線や湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となっていて、中部や北部では雨が断続的に降っています。
雨の降り方は2日夜にかけて次第に弱まるものの、大雨の影響で土砂災害の危険性が高まっているところがあります。
先月(6月)29日の降り始めから2日午後4時までの雨量は、▼和歌山県の護摩壇山で237.5ミリ、▼滋賀県高島市朽木で139.5ミリ、▼京都府舞鶴市で112ミリ、▼奈良県十津川村風屋で111.5ミリなどと、各地で100ミリを超えています。
これまでに降った雨の影響で地盤が緩んでいるところがあり、滋賀県や奈良県など各地で土砂崩れによる被害も発生しています。
気象台は、2日夜はじめごろにかけて中部では土砂災害に引き続き警戒するよう呼びかけています。
また、大気の不安定な状態が続くことから、2日夜遅くにかけては落雷や突風にも注意してほしいとしています。