大阪 「あべのハルカス」で厄よけのみこしや獅子舞披露

大阪の「あべのハルカス」では、厄を払って本格的な夏を迎えてもらおうと、地元の神社の氏子たちがみこしや獅子舞を披露しました。

この催しは、大阪・阿倍野区にある「阿倍王子神社」などがこの時期に行っているもので、23日は氏子たちおよそ80人が参加しました。
はじめに、近鉄・大阪阿部野橋駅の前で氏子たちが重さおよそ100キロのみこしを担ぎ、獅子舞を先頭に「あべのハルカス」の周辺を練り歩きました。
午前中は小雨が降っていましたが、「わっしょい」という大きなかけ声を聞いて多くの買い物客などが集まり、スマートフォンで写真を撮るなどしていました。
5歳の娘と一緒に訪れた41歳の女性は「びっくりしましたが、獅子舞を見ることができてよかったです」と話していました。
氏子たちはこのあと、「あべのハルカス」の地上およそ300メートルの展望フロアに移動し、獅子舞を披露して眼下に広がる大阪の街の厄を払いました。
阿倍王子神社の長谷川裕高 宮司は「大阪で一番高いこの場所から、みなさんが平穏無事に暮らしてもらえるように厄払いや運気上昇をお祈りしました」と話していました。