近畿梅雨入り 週末以降は警報級の大雨か

大阪管区気象台は、21日午前、「近畿地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
近畿地方では、22日夕方から再び雨が降り始め、23日の日曜から24日の月曜にかけては北部と中部を中心に大雨となるおそれがあります。
気象台は、土砂災害や河川の増水などに十分注意するよう呼びかけています。

前線や低気圧の影響で、近畿地方では、この先1週間も雨やくもりの日が多くなる見込みで、大阪管区気象台は21日午前、「近畿地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
近畿地方の梅雨入りは、▽去年(5月29日)より23日、▽平年(6月6日)より15日、いずれも遅くなっていて、▽統計のある1951年以降で3番目の遅さとなりました。
気象台によりますと、近畿地方は、前線の影響で、22日は夕方から広い範囲で雨が降り、23日の日曜から24日の月曜にかけては、大雨となるおそれがあります。
予想される雨の量は▼日曜の夜までの24時間では▽近畿地方はいずれも多いところで150ミリ、▼月曜の夜までの24時間では▽近畿北部と中部で100ミリ、▽南部で120ミリとなっています。
北部と中部は、南部より少ない雨でも被害が出るおそれがあるため、警報級の大雨となる可能性があるということです。
断続的に雨が降り、総雨量が多くなるおそれもあります。
気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、それに河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。