和歌山 熊野那智大社の例大祭に向けて「那智の田楽」練習開始

和歌山県那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社で7月の例大祭で奉納される、「那智の田楽」の練習が始まりました。

「那智の田楽」は、毎年7月に行われる熊野那智大社の例大祭、「那智の扇祭り」で五穀豊穣を祈って奉納されるもので、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
ことしも20日夜から練習が始まり、境内にある建物には踊り手を務める地元の人たちおよそ30人が集まりました。
踊り手は、笛の音に合わせて「ビンザサラ」と呼ばれる木製の楽器や太鼓を打ち鳴らしながら、田植えから収穫までの稲作の作業を表現した舞を練習していました。
ことし初めて踊り手を務めるという中村亮太さんは、「たくさんの方に見てもらえるよう、しっかり練習したい」と話していました。
「那智の田楽」は7月13日と14日に奉納されます。