同僚に拳銃向けた疑いで巡査部長を書類送検 大阪府警

大阪府警の警察署に勤務する57歳の巡査部長が、同僚に暴行を加え、拳銃を取り出して脅したとして銃刀法違反などの疑いで書類送検されました。
任意の事情聴取に対して「自分と合わない同僚にストレスを感じていた」などと話しているということです。

書類送検されたのは、平野警察署の地域課に所属する57歳の巡査部長です。
警察によりますと、ことし3月、巡査部長が勤務する交番で、同僚の30代の巡査部長に頭突きをする暴行を加えたあと、拳銃を取り出して「わしの言うことが聞かれへんのか」などと脅したとして銃刀法違反などの疑いが持たれています。
巡査部長のスマートフォンを調べたところ、去年2月には、別の同僚に拳銃の銃口を向ける動画も見つかったということです。
任意の事情聴取に対し「自分と合わない同僚にストレスを感じていた。ストレスを発散するためにやった」などと容疑を認めているということで、警察は19日、巡査部長を書類送検するとともに停職の懲戒処分にしました。
巡査部長は依願退職したということです。
大阪府警察本部の津川浩徳 監察室長は「警察官として言語道断の行為で、警察の信用を著しく失墜させる事案であることから厳正に処分した。職員に対する指導教養を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。