放火で焼失神社再建へ クラウドファンディング

去年発生した連続放火事件で、本殿などが焼失した京都府福知山市の愛宕神社を再建しようと、地元の人たちが資金を集めるクラウドファンディングを始めることになりました。

福知山市前田の愛宕神社はおよそ400年前に創建され、「火除けの神様」として地元の人たちから親しまれてきました。
しかし、去年6月に放火され、本殿のほか、幣殿、拝殿の3棟が焼失し、当時19歳の男子大学生が放火の疑いで逮捕されました。
愛宕神社の氏子などが去年8月、「地域の安全安心を見守ってきた神社の歴史を途切れさせたくない」と「再建委員会」を発足させ、地元の人たちを中心に寄付を集めてきました。
元どおりの規模で再建するには1億4000万円が必要なため、今回さらに全国から資金を募ろうと、800万円を目標に、10日からクラウドファンディングを行うことになりました。
愛宕神社再建委員会の土手隆晴委員長は、「皆さんの力を借りて少しでも従前の神社に近づく再建ができれば」と話しています。