生活の悩みを抱える女性向けの共同住宅が完成 神戸

経済的な問題を抱えるシングルマザーや夫婦間のトラブルに悩む女性などを支援するための共同住宅が神戸市に完成しました。

この共同住宅は、女性の支援活動を行っているNPOと神戸市内の公益財団法人が協力して完成させたもので、5日、住宅の中の様子が公開されました。
共同住宅には、個室が40室あり、経済的な問題を抱えた女性でも入居しやすいよう家賃は比較的安く抑えられ、保証人も必要ないということです。
また、資格の取得などに向けた勉強や仕事ができるスペースもあるほか、子育てや仕事に関する相談に応じる支援員も常駐しています。
入居は今月10日から始まるということで、現時点で空室はあるということです。
入居にあたっては、スタッフが面談を行うということです。
NPO「女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ」の正井禮子 代表理事は、「孤立せずに安心できる環境で自分らしく生きていけるファーストステップを応援できたらと思っています。日本各地でこうした取り組みが増えていくことを望んでいます」と話していました。