山あいに初夏を告げるラベンダー 兵庫 多可町

兵庫県多可町にある観光施設では、早咲きのラベンダーが見頃を迎え、山あいに初夏の訪れを告げています。

多可町の北部にある「ラベンダーパーク多可」では、なだらかな山の斜面に3種類、およそ2万株のラベンダーを栽培しています。
ことしは、先月(4月)気温が高かった影響で、例年と比べて5日ほど早く開花し、今は早咲きのラベンダーが満開を迎えています。
このうち、淡い紫色の「ストエカスラベンダー」は、うさぎの耳のような葉が特徴で、かわいらしい姿が人気だということです。
訪れた人たちは、新緑に囲まれたラベンダー畑を散策しながら、初夏の彩りを楽しんでいました。
洲本市から訪れた50代の男性は「周りの山も美しく、丘の上から見たラベンダーとの風景がとてもきれいです」と話していました。
また、姫路市から夫婦で訪れた70代の女性は「色が鮮やかで、こんなにたくさん咲いているとは思わなかったです。また違う種類が咲き出したら来たいと思います」と話していました。
この施設のラベンダーは、これからほかの種類も咲き始め、7月中旬まで楽しめるということです。