大阪府の万博無料招待 回答した学校の約75%が参加“希望”

大阪府の吉村知事は、大阪・関西万博に府内の小中学生などを学校単位で無料で招待することについて、各学校へのアンケートで、これまでに回答があった学校のうち、およそ75%にあたるおよそ950校が参加を「希望する」と回答したことを明らかにしました。

大阪府は、来年の大阪・関西万博に、府内の小中学校と高校などに通う児童と生徒を学校単位で無料で招待することにしており、府の教育庁は、各学校へのアンケートで、参加を▽「希望する」か、▽「未定・検討中」か、どちらかを選んで、今月(5月)末までに回答するよう求めています。
これについて大阪府の吉村知事は、27日、記者団に対し、今月24日の時点で、対象となるおよそ1900校のうち、およそ1280校から回答があり、このうちおよそ75%にあたる、およそ950校が参加を「希望する」と回答したことを明らかにしました。
そのうえで「教育的な意義が高いということの結果だと思っている。輸送の安全性など、課題があるところについて検討を深めていきたい」と述べました。
一方、交野市の山本市長が、先週、参加を希望する小中学校がなかったことを明らかにしたうえで「学校単位で行かなくてもよい」という市長としての見解を表明したことについて、吉村知事は「市長が『学校単位の無料招待事業には参加しない』という意思表示をされたのであれば、そういうことなんだろうと思う」と述べました。
そのうえで「無料招待事業は行うので、希望する子どもたちに万博のチケットは個別にお渡ししたいと思う」と述べました。