新たな感染症に備え 大津市が保健所の“支援隊”立ち上げ

大津市は、新たな感染症が流行した際に保健所の業務の支援にあたる職員のチームを新たに立ち上げました。

大津市が新たに立ち上げたのは、「感染症業務支援隊」で、24日は市役所で佐藤健司 市長から隊員に選ばれた職員に辞令が交付されました。
隊員は、市の保健所で業務にあたった経験があり、現在は保健所以外の職場に勤務している職員を中心とする30人です。
新たな感染症が流行した場合には、一時的に保健所に入り、▼医療機関からの発生届の受理や、▼感染した人からの電話相談の対応などにあたるということです。
市によりますと、隊員の人数は、新型コロナの感染拡大で保健所の業務がひっ迫した時の業務量をふまえて設定したもので、こうしたチームの発足は滋賀県内では初めてだということです。
佐藤市長は、「新型コロナの感染が急激に拡大したときは、保健所の職員だけでは対応できないことを身にしみて感じた。その経験をいかして態勢を強化したい」と話していました。