児童・生徒に配られたパラ陸上観戦許可証 フリマアプリに出品

神戸市で開かれているパラ陸上の世界選手権を観戦してもらおうと、兵庫県内の小中学生などに配られた入場の許可証などがフリマアプリで出品されているのが確認され、大会組織委員会は転売しないよう呼びかけています。

出品が確認されたのは、神戸市で開かれているパラ陸上の世界選手権の「学校観戦会パスポート」と呼ばれるグッズで、県内の小中学校や高校、それに特別支援学校の児童・生徒に配られました。
入場の許可証やガイドブック、応援用のメガホンなどがセットになっていて、大会組織委員会が団体や個人から協賛金を募り、県内の児童や生徒およそ3万人に無料で配りました。
大会組織委員会によりますと、ネット上で物品を売買するフリマアプリで、少なくとも3点が出品されているのが確認され、500円前後の価格で販売されていたということです。
現在は、出品されている画面は見られなくなっているということです。
大会組織委員会は、この許可証で入場できるのは学校でまとまって観戦する場合に限られているとしたうえで、「子どもたちのためにという多くの人の寄付で作られたもので、非常に残念だ」として、転売しないよう呼びかけています。
また、大会運営のボランティアに配られた非売品のバッグなども出品が確認され、これらについても転売しないよう呼びかけています。