大津市の待機児童が過去最多 マンション建設など背景に 

大津市では市の西側のエリアを中心にマンションの建設が進んでいることなどを背景に、保育所などの空きを待つ待機児童の数が過去最多となったことがわかりました。
大津市は、保育士の確保など早急に対策を検討するとしています。

大津市によりますと、4月時点の市内の待機児童の数は184人で、去年の同じ月の6人から大幅に増加しました。
記録が残る2012年以降、過去最多だということです。
待機児童が特に増えているのは、マンションの建設や宅地開発が進んでいるJR大津駅から比叡山坂本駅にかけての市の西側エリアで、新型コロナウイルスが5類に移行したことや、女性の就業率上昇傾向にあることを背景に、申込者が去年の同じ月より285人増えたということです。
大津市保育幼稚園課は、「保育施設の中には定員に余裕があるのに保育士不足のために子どもを受け入れられないところもあり、保育士の確保など早急に対策を検討したい」としています。