大阪市役所前の「ミャクミャク」に落書き 市などが被害届

大阪市役所の前に設置された大阪・関西万博の公式キャラクター、「ミャクミャク」のモニュメントに18日朝、スプレーのようなもので文字が書き込まれているのが見つかりました。
大阪市などは器物損壊にあたるとして警察に被害届を提出しました。

大阪市などによりますと、18日午前5時半ごろ、市役所の前に設置された「ミャクミャク」のモニュメントの口の部分にスプレーのようなもので文字が書き込まれているのを警備員が見つけました。
英語で「FREE PALESTINE」と書かれていたということです。
17日の午後11時ごろに警備員が巡回した際にはこの文字はなかったということで、市などは17日夜遅くから18日朝にかけて何者かが書き込んだとみています。
現在は応急的な措置として上から白い紙が貼られていて、市などは器物損壊にあたるとして18日、警察に被害届を提出するとともに、来週以降、文字を消す作業を行うことにしています。
大阪市と府でつくる万博推進局は「落書きは許されることではない。警察とも連携しながら厳正に対処していく」とコメントしています。
このモニュメントをめぐっては、ことし3月にも顔の側面の赤い球体に傷がつけられているのが見つかり、40代の団体職員が器物損壊の疑いで書類送検されています。