パラ陸上世界選手権開幕を前に生徒たちが駅の清掃活動 神戸

パラ陸上の世界選手権が17日から神戸市で開かれるのを前に、市内の特別支援学校の生徒たちが、選手や観客が利用する地下鉄の駅で清掃活動を行いました。

この清掃活動は、パラ陸上の世界選手権が神戸市で開かれるのを前に、市内の3つの特別支援学校の生徒たちが、市の中心部と会場を結ぶ市営地下鉄西神・山手線の8つの駅で行っています。
16日午前中は、県立西神戸高等特別支援学校の3年生7人が新神戸駅に集まり、モップやほうきを手に改札の中に入って、床のタイルを磨いたり点字ブロックを清掃したりしました。
神戸市などにある特別支援学校12校は、今回の大会に向けておもてなしの気持ちで運営に協力しようと、清掃活動のほか、選手たちに贈る記念品を作ったり運営スタッフを支援したりする活動を行うことにしています。
生徒の1人は「チームで協力して清掃できてよかったです。選手たちはベストを尽くして頑張ってほしい」と話していました。
引率した濱口太志 教諭は「世界の人たちに喜んでもらいたいという生徒が多く、大会の成功に向けて力になれればと思います」と話していました。
パラ陸上の世界選手権は今月17日から25日まで、神戸市須磨区の「ユニバー記念競技場」で開かれます。