奈良 橿原の寺で4000株のバラが見ごろ

およそ4000株のバラが植えられている奈良県橿原市の寺で、色とりどりのバラの花が咲き、訪れた人たちを楽しませています。

橿原市の「おふさ観音」では30年ほど前からバラを育てていて、今では境内におよそ3800種類、4000株のバラが植えられています。
こうしたバラを多くの人に楽しんでもらおうと、寺では毎年、見ごろを迎える春と秋に「バラまつり」を開いていて、ことしも15日から始まりました。
境内には、赤や白、紫など色とりどりのバラが咲き誇り、このうち▼真っ白な花びらが特徴で、「白雪姫」という名前でも呼ばれる「アイスバーグ」という品種や、▼包み込むような赤い花びらの「ピアノ」という品種などが特に人気を集めていました。
また、花びらのピンク色とクリーム色の取り合わせが華やかな「ダブルデライト」といった品種も甘い香りを漂わせていました。
大阪・羽曳野市から訪れた70代の夫婦は「たくさんの種類を見ることができてよかったです」と話していました。
おふさ観音の密門裕範 住職は「これまで暖かかったためか、花の咲き具合もよく、毎日バラを眺めるのが楽しみです。品種ごとに咲き具合や香りも違うので、ゆっくりと境内を散策して楽しんでほしい」と話していました。
バラまつりは来月(6月)30日まで開かれています。