ボトルにコカイン隠し密輸か ドミニカ共和国国籍の被告起訴

コカインを溶かした液体、4キロ余りを洋酒のボトルに隠してドミニカ共和国から密輸したとして、30歳の被告が逮捕・起訴されました。

逮捕・起訴されたのは、ドミニカ共和国国籍で職業不詳のメディナ・バルガス・ヘウリス・ミゲル被告(30)です。
警察や大阪税関によりますと、先月(4月)11日、コカインを溶かした液体、およそ4.2キロを洋酒のボトル2本に隠して密輸したとして、麻薬取締法違反などの罪に問われています。
ボトルは衣類にくるんだ状態でスーツケースに入っていましたが、中南米からの違法薬物の密輸が相次いでいたことから税関の職員が検査したところ、コカインの成分が検出されたということです。
税関によりますと、コカインは液体に溶けているため正確な量は分からないものの、末端の密売価格で少なくとも数千万円相当に上るということです。
警察と税関は背後に密輸組織が関わっている疑いもあるとみて調べています。
被告の認否については明らかにしていません。