ユネスコ無形文化遺産「風流踊」の1つを披露 滋賀 栗東

ユネスコの無形文化遺産に登録されている民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」の1つが5日、滋賀県栗東市の神社で披露されました。

盆踊りなどお囃子にあわせて踊る民俗芸能「風流踊」は、おととし(令和4年)ユネスコの無形文化遺産に登録されていて、このうち滋賀県草津市と栗東市に伝わる「近江湖南のサンヤレ踊り」の1つが5日、栗東市の小槻大社で行われました。
披露されたのは「花笠踊り」として毎年例大祭で奉納されているもので、訪れた人たちは色鮮やかな衣装と花笠を身にまとった子どもたちが五穀豊じょうなどを願って笛や太鼓を奏でたり踊りを披露したりする様子を写真に収めるなどしていました。
踊りを披露した11歳の男の子は「太鼓を持ちながら踊るところが難しかったですが楽しかったです。またやりたいです」と話していました。
小槻大社の宇野日出生 宮司は「踊りは毎年行うことで継承していかなければならず、無形文化遺産に登録されたことを契機に、この文化をみんなで守っていこうと考えています」と話していました。