大阪 阿倍野区で楽しみながら防災学ぶ催し

大阪・阿倍野区で子どもたちに楽しみながら防災を学んでもらおうという催しが開かれました。

この催しは、大阪・阿倍野区にある防災センターで開かれ、会場には火災が起きた時の対応などを体験できるコーナーが設けられています。
このうち、VR=仮想現実で火災の初めの段階での消火活動について学ぶコーナーでは、ゴーグルを通して見える映像の中で、消火器を使って火を消す体験ができます。
子どもたちは、決められた時間内に消火に成功すると、手を上げて喜んでいました。
また、消火栓のホースを使った消火活動を体験できるコーナーでは、子どもたちが扱い方を教わったあと、火災の映像が映し出されたスクリーンに向けて放水し、消し方のコツを学んでいました。
泉佐野市から家族で訪れた男子児童は「火を消すときのホースの使い方を学べて楽しかった。火が出たら大人を呼んだり消防に連絡したりしたい」と話していました。
大阪市立阿倍野防災センターの藤岡渉 防災センター長は「子どもが成長する中で大地震によって被災する可能性がある。イベントを通じて防災に関心をもってもらい、助けられる人から助ける人になってほしい」と話していました。