大阪 集客力向上へ 天保山客船ターミナルがリニューアル

大阪港でクルーズ船の乗客を受け入れる「天保山客船ターミナル」の新たな施設が完成しました。

「天保山客船ターミナル」は、大阪港で国際クルーズ船の乗客などを受け入れる施設で、入国手続きや保安検査などを行います。
施設の老朽化に伴い、大阪市は国際的な集客力の向上を目指しておととし(令和4年)からおよそ26億円をかけて建て替え工事を進めてきました。
2日、関係者向けに公開された新たなターミナルは3階建てで、のべ床面積がおよそ5780平方メートルと以前の倍近い広さとなっています。
1階のエントランス部分は天井が船の帆、床は砂浜をイメージしたデザインになっていて、車イスでも移動しやすいようスロープが設けられています。
また、2階と3階にあるホールは、クルーズ船の利用がない時はイベント会場として貸し出すということです。
大阪市と大阪府でつくる大阪港湾局の事業戦略課の谷川英樹 課長は「来年は大阪・関西万博もあるので世界中から多くのクルーズ船を迎え入れ、地域の経済の活性化につなげていきたい」と話していました。
新たなターミナルでは今月(5月)、6隻のクルーズ船を受け入れる予定だということです。