地元の人が育てた藤の花見頃に 兵庫 朝来 白井大町藤公園

兵庫県朝来市で、地元の人たちが育ててきたおよそ120本の藤の花が見頃を迎え、大勢の人が訪れています。

朝来市和田山町の山あいにある「白井大町藤公園」は、地元の人たちが7000平方メートルの敷地に9種類の藤の木、およそ120本を植え、育てていて、今では藤の名所となっています。
長さをあわせるとおよそ500メートルにもなる藤棚はここ数日で鮮やかに咲き、淡い紫や白、ピンクなどの花の房がたくさん垂れ下がりました。
4月30日は県内外から大勢の人が訪れ回廊のような藤棚の下を散策して優雅な花と甘い香りを楽しんでいました。
職場の同僚と訪れたベトナム人の女性は、「とてもきれいです。ベトナムにはない景色なので、SNSで家族や友人に見せたいです」と話していました。
姫路市から来た女性は、「色がきれいで気品を感じます。花に包まれて、幸せを感じるホルモンがいっぱい出てくるようです」と話していました。
公園を管理する白井大町藤公園管理組合の岩井政信 組合長は、「しっとりとした美しさと香りを楽しんでもらえれば」と話していました。
見頃は5月上旬まで続くということです。