兵庫 約1000人分の生徒名など入ったUSBを教諭が紛失

兵庫県西宮市にある中高一貫校の仁川学院は、体育科の高校の教諭が生徒およそ1000人分の氏名など個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表しました。
これまでに個人情報の外部への流出は確認されていないということですが、学校は26日、生徒と保護者に謝罪したということです。

仁川学院によりますと、USBメモリーを紛失したのは高校の体育科の30代の教諭です。
教諭は今月(4月)23日、体育祭に向けた準備などを自宅で行おうと、生徒に関する情報が入ったUSBメモリーを持ち帰りましたが、24日になって紛失していることに気付き学校側に報告したということです。
USBメモリーには▽中学と高校の全校生徒あわせて1096人分の氏名やクラス、出席番号のほか、▽高校の生徒およそ700人分の5年間の体育の成績などが入っていたということです。
学校は、情報を持ち出す際にはセキュリティーを強化した専用のUSBメモリーを使うよう指導していますが、教諭が紛失したのは私物で、パスワードは設定されていなかったということです。
これまでに個人情報の外部への流出は確認されていないということですが、学校は26日、生徒と保護者に連絡して謝罪したということです。
仁川学院中学・高校の永尾稔 校長は「生徒に関する個人情報流出のおそれを招き、深くおわび申し上げます。改めてデータの取り扱い方法について検討のうえ、再発防止を徹底してまいります」とコメントしています。