紅麹サプリメント 小林製薬 医療費など支払い開始と発表

小林製薬は、紅麹の成分を含むサプリメントを摂取し、医療機関を受診した人を対象に医療費や検査費用などの支払いを始めると発表しました。

小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメントをめぐっては摂取したあと、腎臓の病気を発症するなどして、これまでに5人が死亡しているほか、会社は、24日の時点でのべ257人が入院したと国に報告しています。
これについて小林製薬は、25日に会社のホームページで、紅麹の成分を含むサプリメントを摂取し、医療機関を受診した人を対象に医療費や検査費用などの支払いを始めると発表しました。
ホームページによりますと、対象となるのは、大阪市から回収命令を受けている▼「紅麹コレステヘルプ」、▼「ナイシヘルプ+コレステロール」、▼「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」を摂取した人です。
健康状態の確認のために医療機関を受診した場合は、摂取した時期や症状の有無は問わず、▼初診料と▼検査費用、それに▼交通費を支払うとしています。
また、去年7月以降に対象製品を購入したうえで摂取し、腎臓の病気などを発症した人については、医師の診断書などを確認したうえで、症状と製品を摂取したことに関連性が疑われる場合に、医療費や交通費を治療完了後に支払うとしています。
ホームページでは、支払いを希望する場合は、小林製薬の健康相談受付センターに電話してほしいと呼びかけています。