万博運営費 大阪知事 赤字や黒字出た場合の方向性定めるべき

来年の大阪・関西万博をめぐり、大阪府の吉村知事は、万博の運営費が赤字や黒字になった場合の対応について、国と大阪府・市、経済界の3者で開幕までの適切な時期に協議をして、方向性を定めるべきだという考えを示しました。

大阪・関西万博の運営費は当初の想定より4割余り多い1160億円と見込まれていて、実施主体の博覧会協会は、このうち、およそ8割を入場券の販売収入でまかなう方針です。
これに関連して、大阪府の吉村知事は22日、記者団に対し、「赤字や黒字が出た場合について、国、大阪府・市、経済界の3者で万博開幕までの適切な時期に協議をして、方向性を定めるべきだ」と述べました。
そのうえで「いまはチケットを販売して間もないので、機運醸成や万博の意義を伝えて、前売りチケットの販売に注力するべき時期だろうと思っている」と述べました。